10分でわかるゲーム産業
トレンドジャーナル! 4月後半号 * 本マガジンの転載、転送、コピーはご遠慮いただきますようお願い申し上げます *

こんにちは。東京では本日から3回目の緊急事態宣言下になってしまいました。FacebookやTwitterでもお知らせしていますが、私は発熱のためPCR検査を受けましたのであとがきで詳しくお話ししますね。

 

今号はアメリカ市場データNPDの分析が入っていますから、さっそくまえがきの「カリフォルニア州のテーマパークいよいよ再開」から。今回の為替レートは1ドル=108円で計算しています。

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o○o     カリフォルニア州のテーマパーク 。o ゜
o○o     いよいよ再開!          ゜ o。
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日本よりも新型コロナ感染拡大が大きかったこともあり、アメリカではロックダウンの制限規模がハンパでなかったことはお伝えしてきたとおりですが、このたびカリフォルニア州はようやくUniversal Studio、Disneylandの再開を迎えることになりました。

Universal Studioは4月16日(金)から、Disneylandは4月30日(金)からと発表されています。これもワクチンの接種状況が進んでいることからの感染者数減がもたらした結果ですね。

もちろん、まだまだ細かい制限はありますので全面再開とは言えないかもしれませんが、1年以上閉められていた門が開くわけで、ハリウッドをとりまく周辺産業にも活気を期待する空気が出てきました。

入場者数の制限があるため入場するには予約が必要です。また、現在これらのテーマパークに入場できるのはカリフォルニア州在住者のみとなっています。また、マスクの着用とソーシャルディスタンスのガイドラインの遵守が求められます。

テーマパーク全体が解放されるわけではなく、アトラクションによって再開されているものと閉まったままのものがあるようで、部分的再開と考えたほうが良いかと。

カリフォルニア州知事のNewsom氏によるとカリフォルニア州の観光売り上げの水準はパンデミック前には到底及んでおらず、これらのテーマパークの再開がロサンゼルス近郊の経済が正常に戻っていくシグナルになると述べて、6月15日までにほとんどすべての新型コロナウイルス感染拡大による規制を解除する予定とのこと。

パンデミックが落ち着いて、テーマパークが通常を取り戻すころには、さらなるアトラクションの開放も期待されます。

アメリカのUniversal Studioでも「Super Nintendo World Hollywood」が公式に確認されたのもニュースですね!

いずれにしても、元の形に戻るにはさらなる新型コロナ感染拡大の抑え込みが必要です。全面再開してカリフォルニア州外、海外からの人々を受け入れてくれるにはまだまだ時間がかかりそうです。

いずれにしても1年以上閉鎖されていたテーマパークを再開するのですから相当のパワーをつぎ込んでいらっしゃるでしょう。頑張っていただきたいものです…感染拡大には重々ご注意いただきたいですが!

さて、本編の2021年3月度のアメリカのゲーム市場NPDデータを見ていきましょう!

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o○o      2021年3月 米国市場動向   。o ゜
o○o     NPDデータ分析!       ゜ o。
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コロナ禍が長引いている2021年3月のアメリカゲーム市場のレポートです。今までの前年比較は「コロナ前」vs「コロナ禍」の様相でしたが、今回からは「コロナ禍」vs「コロナ禍」の初めての比較になります。アメリカでステイホーム措置が講じられてから1年が経つってことです。

新型コロナ感染拡大が続くアメリカでは、昨年12月中旬に開始されたワクチン接種が1日300万回のペースで進んでいてワクチンを1回以上接種した人が1億3,700万人超、必要回数を完了した人が9,100万人超(4月23日現在)とのこと。これにより感染者数は劇的に減っています。まだ過去の日常に戻るまでには至っていませんが明らかにワクチン効果が見えます。

4月になると、上述の通りテーマパークも再開されるなど良いニュースも入ってきていますからパンデミックの終息に少しずつ近づいているのは確かなことです。

そんな中でもアメリカのゲーム市場は大きく成長を続けています。NPDが言うには、アメリカのゲーム市場の売上規模が増加傾向を見せたのは3月の下旬からだったので「コロナ禍」vs「コロナ禍」までの比較にはならないとのことですが…「家でゲームを遊ぶ」はすっかり習慣として根付いたと言えるでしょう。

1.2021年3月の市場概況

2021年3月のアメリカゲーム市場は前年同月比18%アップ!の56億ドル(約6,048億円)。ハードウェアは前年同月比47%アップの6億8,000万ドル(約734.4億円)、ゲームコンテンツは前年同月比14%アップの46億2,800万ドル(約4,989.6億円)、アクセサリーは前年同月比26%アップの3億ドル(約324億円)でした。

また、2021年度(1月~3月)の市場規模でみると、前年比30%アップの149億ドル(約1.6兆円)。ハードウェアは前年同月比81%アップの14億500万ドル(約1,566億円)、ゲームコンテンツは前年同月比25%アップの127億9,800万ドル(約1.3兆円)、アクセサリーは前年同月比42%アップの7億1,700万ドル(約126.36億円)でした。

2.ハードウェア考察

ハードウェア売上は昨年のパンデミックの影響で今でも前年同月比プラス成長47%アップを記録しています。依然としてNintendo Switchが牽引していますが、同時にXbox Series X|SもPlayStation 5もその成長に貢献しています。2021年1月~3月期で比較すると前年から81%アップになっています。

2021年3月のハードウェア売上6億8,000万ドル(約734.4億円)は2008年3月に記録した5億5,200万ドル(約596.16億円)を大きく上回り、3月単月のハードウェア売上金額としては史上最高記録を樹立しました。

3月に販売台数、売上金額共に最も売れたハードウェアはNintendo Switchとなりました。2021年第1四半期(1月~3月)において、販売台数ではNintendo Switchに軍配があがりましたが、売上金額ではPlayStation 5が上回りました。ま、単価が高いのでそうですね。笑。

現在はPlayStation 5の在庫不足が目立っています。発売から5か月間の累計販売台数、累計売上金額のいずれもアメリカゲーム市場の最大記録を塗り替えたほどです。

しかしながら新ハードウェア発売直後の在庫不足は決して珍しいことではありません。Xbox Series X|Sも同じく製造&出荷しただけ売れているのです。PlayStation 5のほうが出荷される勢いが強いということですかね。

実は、アクセサリーも好調に売上を伸ばしています。新ハードウェアへの移行に伴い、多くのユーザーがアクセサリーを購入しています。3月期及び2021年(1月~3月)に最も売れたアクセサリーはPlayStation DualSense Wireless Controller Whiteでした。

<アメリカ コンソールの推定インストールベース(2021年3月末現在:独自調べ)>

PlayStation 5:  239万台(Digital Edition含む)
Xbox Series X:  182万台(Xbox Series S含む)
PlayStation 4:  3,451万台(PlayStation 4 Pro含む)
Xbox One:    2,927万台 (Xbox One S、Xbox One X含む)
Nintendo Switch: 2,652万台(Nintendo Switch Lite含む)

ついでにファミ通最新号(2021年5/6号)の日本の累計データもお知らせしておきましょう。

PlayStation 5:   60万台(Digital Edition含む)
Xbox Series X:  4.01万台(Xbox Series S含む)
PlayStation 4:  777.6万台(PlayStation 4 Pro含まず)
Nintendo Switch: 1,922万台(Nintendo Switch Lite含む)

3.ソフトウェア考察

続いて2021年3月のソフトウェアのランキングです。

<アメリカソフトランキングTop 20(2021年3月度):NPDより>

3月のトップ20位中8タイトルを任天堂が占めたことからソフトウェア市場におけるNintendo Switchの存在の大きさが見えますね。また、3rdパーティタイトルを見てもわかります。カプコンの『Monster Hunter Rise(モンスターハンター ライズ)』はNintendo Switch専用のシングルプラットフォームタイトルでありながら2位にランクインしていますし、Activisionの『Crash Bandicoot 4: It’s About Time(クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース)』はNintendo Switch版のおかげでトップ20の15位までランキングを戻しています。

 

PlayStation 5とXbox Series X|Sも頑張っていますが、任天堂はNintendo Switchでどんどんユーザーを魅了し続けているのです。

2月は2位にランキングを落とした『Call of Duty: Black Ops Cold War(コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー)』。3月に見事にトップタイトルに返り咲きました。同作は2021年ランキング、過去12か月のランキングでもトップタイトルとなりました。

また、冒頭でもお伝えした『Monster Hunter Rise(モンスターハンター ライズ)』は3月の新作タイトルでありながら、『Call of Duty: Black Ops Cold War(コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー)』を除けば最も売れたタイトルでした。

もちろん『Monster Hunter Rise(モンスターハンター ライズ)』はNintendo Switch向けタイトルのランキングではトップで、『Monster Hunter(モンスターハンター)』シリーズで発売後1か月間の累計売上金額としては『Monster Hunter World(モンスタハンター ワールド)』に次いで2番目をたたき出したタイトルになっています。

また、Xbox Game Pass加入者に向けて追加料金なしで提供されているスクウェア・エニックスの『Outriders(アウトライダーズ)』は3位にランクインしました。

『Outriders(アウトライダーズ)』はPlayStationランキング、Xboxランキングのいずれでも3位にランクインしています。

このタイトルの開発会社People Can Flyはポーランドにあるスタジオで一時期は「Epic Games Poland」と呼ばれていましたが、今ではMBO(マネジメントバイアウト)によりEpicの比率を下げ、独立系となりました。スクウェア・エニックスとのこの対タイトルの協業後、Take 2と新しいタイトルを手掛けていると発表しています。

~ ちょっと横道 ~ <People Can FlyとMBO>

People Can Fly「人は飛べる」って会社の名前もステキですが、「独立系の開発会社は軒並み大手メーカーの傘下に入る」という大きな流れの中で、「大手メーカーの傘下から独立する」という真逆の選択ができるパワーを見せつけられましたね。

一時はEpicの完全子会社でした。しかしながら親会社の意向で親会社のIPを使用したゲームを作ることよりも「自社IP」にこだわった結果、同社をEpicと分割することにしました。その際に用いたのがMBO(マネジメント・バイアウト)。金額も含めて詳細は明らかにされていませんがどうやらMBOだけでなくEBO(エンプロイー・バイアウト)も含まれていたようです。

MBO(マネジメント・バイアウト):会社経営側の人(複数の場合が多い)が株主から自社株式を譲り受けること。買うこと。上記の場合はEpicから同社株を譲ってもらうこと。

EBO(エンプロイー・バイアウト): 会社の従業員がその会社の事業を買収するまたは経営権を取得する行為、つまり株主から自社株式を譲り受けること。買うこと。

大きな会社から独立系に戻るってこと自体も珍しいし、売り切って逃げてしまう経営者も多い中なんてエネルギーの高い人たちでしょうか。こんな話なかなか聞けませんね。

同社はワルシャワ以外にも同じポーランド国内のジェシュフ、イギリスのニューキャッスル、米国のニューヨークなどなど世界中に広げ、今月シカゴにあるPhosphor Studiosを買収して世界中に計7つのスタジオを持つ大きな独立系開発会社になりました。

『Mario Kart 8 Deluxe』はトップ20ランキングで6位にランクインし、レーシングゲームとしてはナンバーワンタイトルになりました。発売から4年…ホントにロングランです。

Activision Blizzardは毎月『Call of Duty(コールオブデューティー)』シリーズタイトルが高ランクにランクインしていますが、3月には『Crash Bandicoot 4: It’s About Time(クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース)』が15位にランクインしました。前月2月には65位までランキングを落とした同作ですが、実は3月にNintendo Switch版が発売されたんです。ってことでトップ20に戻ってきました。

最後に14位の『Mortal Kombat 11』のランクインについて語りたいんですけど、同作はWarner Bros.から2019年3月に発売されている格闘ゲームです。もちろんご存じの方も多いんでしょうけど、このタイトル…グロすぎて日本で発売できませんでした…涙。

なんで今頃になって再ブレイク???って思ったら。はい、実写版映画「Mortal Kombat」が4月23日に映画館とHBO Max同時公開が決まっていたんです。これらの告知とコラボPRなどがユーザーたちにもう一度ゲームをリマインダーしたみたいですね~。8月からのEVO Onlineでも『Mortal Kombat 11 Ultimate』が対象競技タイトルになっています。

ちなみに日本からは真田広之、浅野忠信など(敬称略)が出演することになっていて、日本の公開は6月18日(金)~とのこと。トレーラーも下記の通り公開されていますのでご覧ください!



しかし…ゲーム売ってくれよ~、日本で!CEROさんお願いします!

さて、今月もプラットフォーム別のランキングを紹介しましょう。

<アメリカソフトランキング for PlayStation(2021年3月度):NPDより>
PlayStationプラットフォーム向け2021年3月のランキングです。

<アメリカソフトランキング for Xbox(2021年3月度):NPDより>
続いて、Xboxプラットフォーム向け2021年3月のランキングです。

<アメリカソフトランキング for Nintendo Switch(2021年3月度):NPDより>
Nintendo Switchプラットフォーム向け2021年3月のランキングです。

<アメリカ2021年度ソフトランキング(1月~3月):NPDより>
2021年度(1月~3月)のソフトウェアランキングです。

<アメリカ過去12か月間ソフトランキング(2020年4月~2021年3月):NPDより>
過去1年間を振り返ったソフトウェアランキングです。

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o○o      M&Aや出資話のアップデート  。o ゜
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東芝がイギリスのファンドCVCに買収されるのでは???と言われていましたが、そのイギリスのファンドが取引から引いてしまいましたね。そのほかにも噂されていた買収の話が破談になっているケースって意外と多いです。

1.Discord、Microsoftからの買収交渉を打ち切り

先月後半号でお伝えしていたDiscordのMicrosoftによる買収話のアップデートです。買収交渉にMicrosoftが提示した額は買収額は100億ドル(約1.08兆円)超と言われていました。

しかしながら、アメリカの複数メディアによるとDiscordはこのMicrosoftからのオファーには乗らずお断りをした模様とのことです。これによりDiscordは独立系を保持し株式公開を目指す方向で舵を取ったとみられています。

前回もお伝えしましたが、「Microsoftの傘下になるとアプリケーションがダメになる」ため、この買収劇もDiscordのためにならないという声も多く、実はホッとしているユーザーも多いかもしれません。

~ ちょっと横道 ~<MicrosoftのSkype買収>

前号でも書きましたが、「Microsoftの傘下になるとアプリケーションがダメになる」の顕著な例としてSkypeが挙げられますね。2011年にMicrosoftが買収したSkypeは、みーんなが私的にも公的にも使っていたボイスチャットでしたよね?Zoomにやられっぱなしの今の姿…想像できたでしょうか?

Skypeは単独のアプリケーションとしては2021年7月31日に終了し、機能としてMicrosoft Teamsへ統合されます。そんな状況を揶揄してSkypeのCEOがZoomをこき下ろす映像が出回ったのですが、



のちにパロディであることが判明(ま、マイクロソフトがこんなこと許すわけがないので…笑)。それにしてもチョーおもしろかったので皆様もぜひご覧ください!

Discordは音声をもとにしたソーシャルメディアサービスで、登録者数は3億人を超え、新型コロナウイルス感染拡大の影響でアクティブユーザー数が1億4000万人を超えています。ただし、このサービスは基本無料のサービスとなっていますし、広告モデルも採用していませんから黒字化にはもう一手必要とされています。

2.ソニーがエンジェル♪

ソニーがなかなか太っ腹なことをしているニュースが続いたのでレポートすることにします。

(1)Epic Games社に追加出資

こうやって書いてしまうと、ソニーが積極的に働きかけて出資をしたように見えてしまいますが、実は仕掛けたのはEpic Gamesで、”メタバースの構築”に向けた資金調達を新たに10億ドル(約1,080億円)行ったのです。その10億ドルのうちの2億ドル(約216億円)をソニーから調達したと言うべきですね。

ただ、「追加」と書いているように、ソニーがEpic Gamesに出資するのは初めてではありません。ココでもレポートしている通り、昨年2020年に2億5,000万ドル(約270億円)をEpic Gamesに投入しています。そのおかげ?で『Horizon』のAloyは、4月15日から『Fortnite』に登場しています!

今回のEpic Gamesの新たな資金調達に参加したのはソニー以外に複数のファンドやベンチャーキャピタルも名を連ねており、西友をウォルマートから楽天とともに買収したKKRなども含まれていましたよ。

(2)Firewalk Studiosとパブリッシングパートナーシップを締結

ソニー(SIE)はProbablyMonsters社傘下のゲーム開発スタジオ「Firewalk Studios」と新規IPのマルチプレイヤーゲームにおけるパブリッシングパートナーシップを締結したことを発表しました。

2018年に設立されたFirewalk Studiosは、「Destiny」のクリエイティブ・ディレクターを務めたRyan Ellis氏、「Guitar Hero II」、「Bioshock Infinite」、そして「Destiny」の複数の作品のプロデューサーを歴任してきたElena Siegman氏などが集結するスタジオです。

なんかわかりにくいですよね?パブリッシングパートナーシップって。笑。要は1stパーティタイトルとして作ってもらう開発会社をアポイントしたってことです。Firewalk Studiosはいわゆる2ndパーティになります。「ソニーがちゃんとお金出すし、ソニーブランドで売るからPlayStation エクスクルーシブでいいゲーム作ってね」って話です。

先月後半号でも報告しましたが、Stadia Games and Entertainmentのスタジオ責任者を辞任したJade Raymond氏が新たに開設したHaven Studioへの出資も3月に行っているソニーです。

日本経済新聞から受けたインタビューの中でSIEのジム・ライアン社長はソニーが「PlayStation」向けの1stパーティタイトルのラインナップを増やすためには今後も出資、買収に前向きであると述べています。

当社は静かではあるが、着実に質の高いPS向けのゲームのために投資してきた。PS5世代では専用ソフトがこれまでよりも充実するようにしていく。当社は米インソムニアック・ゲームズなどM&A(合併・買収)を繰り返してきた。今後もその選択肢は除外しない。

エクスクルーシブタイトルができるだけ多く必要!って話は、ハードを持つソニーにとっては長い間当たり前の話だったでしょうし、これからずっと付きまとう話ですからね。

(3)スクウェア・エニックスが買収される???

今月中旬に唐突にCTFN(M&A専門のメディア)が伝えたところで「スクウェア・エニックスに複数の買い手候補が関心を持っている」とのニュースが流れ、SNS上で騒然となっていました。この報道を受けて株価も敏感に反応してストップ高とは行きませんでしたが大幅に上昇!

しかしながら当のスクウェア・エニックスはこれを完全否定。

本日のBloomberg社の記事にて、複数の買い手候補が当社に対して関心を示している旨の報道がなされましたが、当社が発表したものではありません。当社内にて、当社若しくは一部事業の売却に関して検討している事実はなく、そのような提案を受けた事実もございません。

でも、この発表。スクウェア・エニックスが否定したから終わりって話ではない気はするんですよ。買収は必ずしも友好的とは限らないのです。敵対的TOBをかけられていたらあっという間に株主が入れ替わってる!ってこともありえるのですから。

このお話が杞憂であってただの噂話であると思いたいですが、火のないところに煙は立たずってのも真理。何かしらのお話があったからこそのこのニュースなんだと思いますがね。

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(1)ソニーの「PlayStation Plus Video Pass」

ソニー(SIE)はポーランドの自社ウェブサイトに「PlayStation Plus Video Pass」のロゴと新サービスの情報を掲載してしました。どうやら誤って掲載されたみたいで直後に消えています。

これを目ざとく見つけたメディアの取材に対してソニーは「PlayStation Plus Video Pass」の存在自体と、4月22日よりポーランドで1年間のテスト運用を実施することを認めました。このテストが好評であれば後日本格的なサービスが開始される予定とのこと。

これはXbox Game Passへの対抗?いえいえ、これはゲームではなく映像コンテンツのサブスクサービスです。ソニーによると「PlayStation PlusのユーザーがPlayStation 4およびPlayStation 5にPlayStation Storeからダウンロードするアプリケーション」。

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと共同で提供する映像ストリーミングアプリケーションで、既存のPlayStation Plusプログラムの一環として高品質な映像作品にアクセス可能とのこと。ポーランドでのテスト以外で他の地域への展開は今のところ未定だそうですよ。

ゲーム機なのにゲームのサブスクより先に映像サブスクが来た…不思議なニュースだと思うのは私だけだろーか…。

(2)任天堂のモバイルゲーム『Mario Kart Tour(マリオカートツアー)』の売上状況

モバイル市場のリサーチ企業SensorTowerによると、2019年に配信開始されたモバイル向けF2P(基本無料)コンテンツ『Mario Kart Tour(マリオカートツアー)』はiOSとAndroid合わせて2億ダウンロード、生涯売上2億ドル(約216億円)を達成したとのことです。

2020年4月1日~2021年3月31日の直近1年間の任天堂のモバイルコンテンツの売上を比較すると 『Fire Emblem Heroes(ファイアーエムブレム ヒーローズ)』に次ぐ稼ぎ頭でした。

『Mario Kart Tour(マリオカートツアー)』の一番大きな市場はアメリカで、累計売上額の37.6%にあたる7,600万ドル(約82.08億円)を生み出しました。次いで日本が28%、フランスが7.3%となっています。

Sensor Towerによると、任天堂はWii Uの不振からポートフォリオの多様化を図るために始めたモバイル事業でしたが、Nintendo Switchの大成功によりモバイルコンテンツへのシフト自体の必要性が薄れ、展開を縮小してきました。

そのような中でも『Mario Kart Tour(マリオカートツアー)』は、最大ヒットの規模を維持できてはいないものの安定した売上を計上しています。過去1年間で全世界で月平均770万ドル(約8.3億円)を稼ぎ出しているとSensor Towerは指摘しています。

ちなみに、直近過去1年の全世界におけるレーシングモバイルゲーム部門の売上規模では『Mario Kart Tour(マリオカートツアー)』は堂々の第4位だったんですよ。

ホンキでやってないけどそこそこイケてるってことですかね。素晴らしい。いずれにしてもそもそものゲームのクオリティに対する取り組み方が全然違うからですよね。

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゜o 。                     。o
゜ o○o       記野のあとがき       o○o
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日本型ロックダウン「緊急事態宣言」が出ましたが…なかなか人流が止められないようですね。コレを書いている時点で私も会社に通勤、つまり外出していますが、結構人が多いです。新型コロナには感染しないでワクチンの順番を迎えたいと思っています。

知り合いのアメリカ在住日本人によると、近所のスーパーやドラッグストアでもワクチンが打ってもらえるアメリカですから、ネット上で予約をすると翌日には打ってもらえるそうですよ。しかも打った後3週間後の接種2回目の予約も受け付けてくれるそうで。日本はおかしいよ?っておっしゃってましたが、ホントにそうなんだなと実感しました。

私事ですが、水曜日の夜に37.6度の熱が出まして…。もちろん濃厚接触者でもなければ、3密状況も考えられませんし、咳などもなく…。

でも、会社や家族、知り合いにうつすリスクがあるならちゃんと見てもらおう!と木曜日の朝イチで住居のある区の発熱受診相談センター(少し前に「帰国者接触者相談センター」と呼ばれていたものですね)に電話しました。我が家に近い発熱対応クリニックを3件教えてくれました。ものすごく親切でした!

すぐに紹介されたうちの1つのクリニックに電話で予約を入れ診察してもらいました。一度でも37.5度を超えたのでPCR検査しましょ!ってことで早速ドクターがPCR検査の予約をしてくれました。PCR検査の場所は区の総合病院の駐車場にあるテント。笑。

行ったらすぐに本人確認して鼻にツッコまれて終了。「明日クリニックのドクターから連絡あるはずです」と言われ帰宅。最初電話からココまで午前中いっぱいで終わったんですよ。

翌日の結果はもちろん「陰性」で結局熱は「食あたり」でした。まぎらわしーですよね。すいません。

報告したいのは、日本のコロナ対応は評判ほど悪くないです。陽性になった場合のことは語れないですが…入り口はちゃんとしてスムーズでした。発熱したら深く考えずにとりあえずPCR検査は受けたほうがいいですよ。

それではコロナに感染せず、また10日にお会いしましょう!

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